常に前を向いていく！
挑戦する背中で業界を盛り上げる

子どもの頃は空手とバレーボールをやっていました。性格は基本、今とそんなに変わらないですよ(笑)。わんぱくで明るく元気いっぱいって感じですね。なんとなく想像つくでしょ（笑）。

高校生の頃からアルバイトでススキノに出入りしていたこともあり、18歳の時にはススキノのメンパブで働いていました。始めは女のコにモテたいみたいな動機からだったと思うんですけど、実際やってみると人と接するのが好きだから接客は楽しかったし、まさに天職だなって思いましたね。だから結果を出すのも早く18歳の時にあっという間に店長になり順調なスタートでした。

でも勝気な性格なもので、人に指示されてやっていくのは性に合わないなと思い22歳で仲間と独立し自分でメンパブを始めました。やりがいもありましたし、毎日が楽しかったですよ。順調な感じで3年ほどやっていたのですが、思うところがあり、25歳の時にホストクラブに業態変更したんです。

ここまで常に順調でしたから、自信はあったのですが、色々、噛み合わないことが続き、更に若さ故に至らないことも多かったので経営不振に陥り1年ほどで閉店の憂き目に。

まぁ、クヨクヨしても仕方がないので、とりあえず、友人の経営するホストクラブで1年ほど働き、No.1になったことで完全復活だと思い、再度ホストクラブをオープンしたんです。あまりめげないというか、ポジティブなんですよね。その時は経営自体は順調だったのですが、トラブルに巻き込まれてしまい1年ほどで閉店。なぜかホストクラブとは相性が悪いんですよね(笑)。

当時は大変でしたけど、だからといって気持ちが折れることもなかったし、失敗も糧にしながら前に進むことだけを考えていました。

それで、とりあえず小規模なメンパブをやりつつ、何か新しいチャレンジをしたいなと考えていたところ、子ども時代から空手をやっていたこともあり格闘技好きだったことを思い出したんです。だから丁度、世間的にも総合格闘技が盛り上がっていたこともあり、ススキノの人を集めて格闘技イベントを始めました。今でいう「ブレイキングダウン」みたいな感じです。

ヤンチャな奴の多い街ですし、誰が一番強いんだっていうのってシンプルだけど盛り上がるじゃないですか。ちゃんとルールを決めて格闘技としてやることで、店同士の交流や親睦にもつながるし、ストリートでいざこざが起きるよりずっといいですしね。

案の定、盛り上がりを見せてZepp Sapporoで開催する規模にまで育てることができたのですが、2年ほどで下火になっていく気配を感じたので終了しました。その辺の見極めは早い方なんです（笑）。しっかり切り替えていく方が早く先に進めますしね。初めてのことばかりで苦労も多かったですが、この経験はエンターテイメントを学ぶことができる貴重な機会だったと思っていますし、今の店づくりにも役立っているんではないでしょうか。

イベントを終了し31歳になった頃からは友人と中規模のメンパブ「ハレハレ」を始めました。ここは昼まで営業するというのを特色とした店で、10年ほどの間に3店舗まで拡大することもできました。

経営者として成長できた時期だったと思いますし、それなりに達成感も得られていましたが、42歳の時に新たな挑戦で勝負をかけてみたいと思い、今から1年半前にそのグループから友人に店は任せる形で独立し、ここ「CLUB 525」をオープンしたんです。丁度、全国的に簡単なショーがあるタイプのサパーという業態が盛り上がりを見せていたのですが、ススキノにはまだなかったという事もあり可能性を感じましたね。これまでやってきたお店とは初期投資も一桁違うスケールでの開業だったので、まさに勝負をかけた大きなチャレンジでした。

規模の大きな店で従業員も20、21歳の若いコが多く学生から社会人に変わる途中の年齢ということもあり、挨拶などの一般常識からしっかり教育していく必要があるので、コミュニケーションを大事にしながらいまだに日々奮闘しています(笑)。

でも、ウチのシャンパンダンスは他では体験の出来ない盛り上がりを提供できていると思いますし、どんなテンションで来たお客様にも、笑顔で帰って貰えていると自負しています。スタッフには「常にまともに会話をするな」って言っているんですよ（笑）。30秒に1回はボケているくらいの感じで笑いの絶えない接客をスタッフ一同心がけています。だから20代から70代くらいまで幅広いお客様が来ていただけているのですが、皆さん「また来るね」と言ってくださいますし、それが答えだと思っています。でも満足することなく、夢は大きく世界進出ですね。まだまだ先へいけると信じています。同業の若い人たちも増えて来ているので、未来に希望を持てるようなカッコイイ背中を見せられる存在になれるよう頑張っていきます。ぜひ一度遊びに来てください。