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超自然体の今が一番幸せ!
すすきので楽しむ普通の日常

セクシャルマイノリティに捉われず
自由に明るく過ごした少年?時代

僕は十勝の音更町出身で20歳までは地元に居ました。小学5年生頃から自分の性的マイノリティを自覚し、当たり前の様に女子力を発揮して毎日を過ごしていました(笑)。あの時代には珍しいと思うんですけど、クラスメイトや先生、そして周りの人たちも普通に受け入れてくれて。本人が勝手にそう思ってただけなのかも知れないですけど(笑)。だからいじめられたりも全く無くて楽しく過ごせてました。楽観的な性格のお陰かも…音楽好きな母親の遺伝?で自分も音楽が好きで好きで小学高学年から部活はずっと合唱部でした。中学の頃以降、仲間とバンドを組んでコンテストに出たりする中で19歳の頃、吉田(吉田美和…DREAMS COME TRUEヴォーカル)と出会いました。

20歳で東京へ
六本木のバーでバイト…のちドリカムデビューへ

その後、20歳を機に上京、六本木でバイト生活がスタート。ゲイカップルのやってる『INGO』という有名なお店。いわゆる有名人や著名人が大勢出入りしてたんですけど…そういう人にも一切媚びる事なくの物言い、ズバッと「もっとアンタは頑張らなきゃダメよ〜」みたいに言っちゃうオーナーが凄いなーと思ったり。バイトリーダー的なポジションで仕事してました。その頃の経験が今の仕事にも役立ってるのかもって思います。田舎者だから華やかな世界にいる感じや色んな人の人生を垣間見る事ができて刺激的で勉強にもなりましたね。音楽は続けてましたけど、まさかデビューできるとは思ってなかったです。オーナーにも大変な世界だから絶対薦めないって言われてましたしね(笑)。でもマサさん(中村正人…DREAMS COME TRUEリーダー)と吉田に誘われてバンド活動ののち、デビューも出来ました。とにかく二人の才能は凄いですからねー。デビューからヒットまでの時間も短く何から何まで初経験で桁違いの世界でしたね。自分自身というよりも常にバンドメンバーとしての一人を演じる事に徹するみたいな毎日でした。バンド時代の後半は、そんな毎日に少しだけ違和感を感じたり…特殊な世界ですからねー。

人一倍いろんな事を経験したからこそ
普通の毎日が幸せな日々

バンドを辞めた後、十勝に戻ったんですけど縁あって札幌でお店をやる事になったのが2009年6月〜『bar reboot』。お店をやろうと思ったのは、人と接するのが好きなのと色んな経験をさせてもらったからこそ、お客さんと接する中で何か伝えられるものもあるのかな?と思って。沢山の素晴らしいスタッフにも恵まれました。性格なんですかね?適当が嫌で負けず嫌いだから人以上の結果を出したくて頑張ってました。コロナ禍をきっかけに2021年4月から今の場所に移転リニューアル『bar reboot SECOND STAGE』をオープンしました。環境を変えた事で楽になった部分もあります。スタッフも多くないしアットホームな感じで気負いせずやってます。お客さんとの距離感も以前より近くなったっていうか、、、僕の表情が以前より柔らかくなったって言われたりします。スローワーク、スローライフ(笑)、いい意味で力を抜いて楽しめてるんだと思います。人生振り返れば、人が経験出来ない事、経験しなくてもいい事、全て引っ括めて凄い人生だったけど、だからこそ超普通の毎日が幸せだって思えます。それはこれまで周りの沢山の人たちに様々なタイミングでチャンスを貰えて辿り着いた日常なので、今後も大切にして生きたいと思ってます。是非、機会があれば会いに来て下さい。

店内にあるドリカムのアルバム9枚のトータルセールス2000万枚記念にレコード会社が作ってくれた世界に3つしかない盾
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